駐禁問題 - 上野バイク街よりブログ発信！！

土井です

2006年6月より違法駐車の取り締まりが変わり、都心部では民間の
駐車監視員が導入されるなど駐車違反の取り締まりが強化されました。

それからというもの、どこにでもちょこっと置くことができて利便性
がよい…と言われてきた二輪車が専用の駐車場もなく、逆に取り締ま
られやすくなってしまい逆に不便な乗り物という感覚をもつお客様
も増えた感があります。

先月のお話しになりますが、二輪車の駐車問題に関して新たな展開がありました。

警視庁より各都道府県警察本部長宛てに
「自動二輪車に係る駐車対策の推進について」
とする通達がだされました。

通達の概要は次の通りです。

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<自動二輪車に係る駐車対策等の推進について>

みだしの県については、これまで、駐車禁止規制に点検及び改善並びに
悪質性、危険性、迷惑性に重点を置いた取締り等に努めてきたところで
あるが、今後とも、特に下記にの点留意し、駐車需要についても配慮し
た取組みを推進されたい。

(1)自動二輪車または原動機付自転車の駐車環境の整備について
　
　1.駐車場の整備に向けた働きかけの推進
　　自動二輪車または原動機付自転車（以下「自動二輪車等」という）が、
　　駐車可能な駐車場ついては、平成18年の駐車場法（昭和32年法律第106
　　号）の改正及び平成19年の道路法施行令（昭和27年政令第479号）の整
　　備が進められているが、現時点においても設置箇所数も収容可能台数も
　　十分とは言えない状況にある。
　　交通の安全と円滑の確保を担う交通警察としても、自動二輪車等が駐車
　　可能な駐車場の整備は重要な課題であり、従来にも増して地方公共団体
　　、道路管理者、民間事業者等に対して、路外及び路上におけるこれらの
　　駐車場の整備を働きかけるとともに、必要な協力を行うこと。
　　また、あわせて、市区町村に対して、自動二輪車等の収納可能な駐車場
　　の附置義務を規定した条例の制定を働きかけること。

　2.自動二輪車等に配慮した駐車規制の推進
　　自動二輪車用の時間制限駐車区間規制については、平成21年11月に警視
　　庁において全国で初めて実施されたところであるが、その他の道府県警
　　察においても、この取組みを参考としつつ、自動二輪車等の短時間駐車
　　需要が満たされていないと認められる場所、時間帯を適切に選定した上
　　で、自動二輪車等用の時間制限駐車区間規制について検討すること。
　　また、必要に応じて、駐車禁止規制を解除し、又は自動二輪車等を駐車
　　禁止規制の対象から除外した上で、駐車方法を指定するなどの措置を講
　　ずること。

(2) 地域の意見要望を踏まえた駐車規制及び駐車違反取締りの推進について

　1.より合理的な駐車規制の推進
　　駐車規制について、地元商店会、自治会等の地域の意見要望を十分に踏
　　まえて、より合理的なものとなるよう点検・改善を行うべきことは、従
　　来のとおりである。その際、路外駐車場の確保や共同集配の仕組みの導
　　入等について検討するとともに、飲食店や買い物客等が多い時間帯や曜
　　日に限って駐車規制の解除や緩和の措置が講じられないか、特定の場所
　　・時間帯に限り、荷さばきのための駐車について、規制の対象から除外
　　し、又は駐車を許可することができないか、時間制限駐車区間規制を導
　　入することができないか等の視点からも柔軟な検討を行うこと。
　
　2.取締り活動ガイドラインの見直し
　　取締り活動ガイドラインに定める重点路線・地域等に関する地元商店会
　　、自治会等の意見要望には、誠実かつ適切に対応するとともに、道路交
　　通環境、自動二輪車等の駐車需要の実態等当該現場の状況を勘案した上
　　で、必要が認められる場合には、取締り活動ガイドラインの見直し等適
　　切に対応すること。　

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というものです。

この通達により、駐車違反をしてもよい！ということではないですが、かなり
緩和されるかたちになると思います。
基本的には路上駐車が認められるかたちになるのでしょうかね？

緩和されたからといって、あまりにも悪質な駐車が横行するとまたいつどうなる
かはわかりません。

歩道をふさいだり、点字ブロック近くに駐車したり…

他の人たちに迷惑のかからないよう、マナーの徹底に心がけましょう！！